ATJ岡山教室の教師イケダは継続的にF.M.アレクサンダーとアレクサンダーテクニークについて歴史や文献の調査をしています。作成した調査報告や資料を以下にリンクします。発表したものは随時更新しています。
デューイのアレクサンダーに関する記述 ジョン=デューイによる主要作品からFMアレクサンダー (FM)に関する記述を抜粋した。
訪日したデューイと意識調整 ジョン=デューイは1919年に訪日した。日本の芸能や武道を見学した後に、家人に向けて手紙をしたためた。
ランドルフ=ボーン「別の救世主」 ランドルフ=ボーンによる返信「別の救世主」。ボーンが『人類の最高遺産』に寄せた書評に対するデューイの「書評への返信」への返信。1918年5月28日付のニューリパブリック誌で掲載された。
Frederick Matthias Alexander 1869-1955 (要約) ジェローン=スターリン著「Frederick Matthias Alexander 1869-1955」の要約を執筆者から許可を得て翻訳しました。原本はスターリン博士が医学博士を取得した際の博士論文です。2016年から博士とはFMの歴史に関連して交流を続けており、新しく発見した史料の情報や書いた記事などを交換しています。
本論は約300ページあり、FMの生涯と彼がどのような手法に影響を受けたのか医学の歴史的観点から考察しています。要約ではかなり内容が圧縮されていますが、大まかなFMの生涯とアレクサンダーテクニークの歴史を追うことができます。
FMアレクサンダーの知られざる脚本(ATK会報No.3)
この記事は2017年の一般社団法人アレクサンダーテクニーク教師会の会報へ投稿したものです。FMは1908年に女性政治活動家のエヴリン=グローバーと共におよそ15分の一幕劇の脚本を書きました。この脚本はスターリン博士が近年発見したものです。これは図書館の電子カタログでは見つけることができず、閲覧室のインデックスからしか探すことができませんでした。
大英図書館には2つの版があり、タイプされた脚本に手書きで加筆修正がされています。加筆した人物がFMかどうかは不明です。このお芝居は、ノッティングヒルゲートのコロネット劇場で有名俳優の劇の前座として一度だけ上演されました。2017年の調査では何度も図書館に通い、脚本を書き起こしました。
第一世代教師の回想にもこの脚本ついて一度も触れておらず、また一般的なグローバーの作品リストにも最初の作品にも関わらず掲載されていません。
欧米での調査2017年(発表スライド)
ATJの名古屋校で2017年に欧米で調査したことの発表で使用したスライドです。(実際の動画はこちら)一部プライバシーなどの配慮のためページを割愛しています。(欧米での調査2017年)
ロンドン2016
2016年にロンドン旅行のレポート。ブログに書いていたものをまとめなおした。
F.M.アレクサンダーの伝記について
既刊の伝記を紹介したもの。現在入手困難なものもある。
第一世代教師の認定証について
第一世代の認定証について短いまとめ。創始者の著作を理解することは大事だ。
アレクサンダー文献
インターネットで見つけたオンライン文献のリンク集。随時追加中。
FMA & AT コレクション
ATJ岡山教室にはFMやアレクサンダーテクニークに関する文献コレクションがあります。2017年の調査ではFMの伝記を書いた執筆者のところへ訪問し、多くの資料の複写や実物を譲っていただきました。中には絶版・未公表・一点物などの文献もあります。こちらからはその一部を検索することが可能です。お問い合わせいただければ、アレクサンダーテクニークについて文献をお探しの方にもご協力できます。
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